NASA(米航空宇宙局)の木星探査機「ジュノー」が、木星表面に浮かぶ巨大な黒い円を撮影。円の直径はなんと3540キロもの大きさであるという。
毎度美しい木星の姿を撮影してくれている、NASA(米航空宇宙局)の木星探査機「ジュノー」が、新たな木星の表情を撮影しました。ジュノーは、9月11日フライバイをしている最中に木星を撮影し、地球へ送信。
送られてきた画像には、大赤斑とほぼ同じサイズに見える巨大な黒い円が映し出されていました。この大きな黒円は、直径3540キロもあるとのこと。
そして、気になるこの黒い円の正体は、木星の衛星「イオ」の影。この影は、イオが太陽を覆ってできたもので、地球の月による日食に相当します。
木星は79個もの衛星を持ち、イオはその中でも最も木星に近い軌道を周回しています。そして、火山活動を持つ星でもあり、150を超える活火山が確認されています。溶岩などの火山噴出物が、上空数百キロまで吹き上げられることもあるほど。
木星探査機「ジュノー」が撮影した今回の画像ですが、ジュノーは2016年から木星を周回し続けています。4年以上も活動をし、最新の木星の姿を撮影するジュノーは非常にありがたい存在ですね。
reference: new york post, the sun