尿トラブルのお話です。
ある事件によって『寝て酔いをさます』という言葉の定義が塗り替えられてしまいました。とある中国人男性は浴びるほど酒を飲んだのに小便を18時間も忘れた挙句に膀胱が破裂したというのです。
Zhuji Dailyの報道によると、フーさんという名の40歳のその男性はその日の夜飲み会でビールのボトルを10本も飲んで一度もトイレに行かず寝落ちしたそうです、というか意識が飛んだのでしょうか?
焼けるような腹痛を訴えた彼は中国東方浙江省にある諸曁人民医院に搬送されました。CTスキャンをしたところ彼の膀胱は3ヶ所裂けていることがわかったのです。尿による強烈な痛みでフーさんは横になることすらできず、何度か排出を試みたものの腹部に溜まった尿から解放されることはできませんでした。
さらに最悪なことに3つの裂け目のうちひとつは腹腔に向かって破れ、腸の一部が膀胱に流れ込んでしまっていたため、医師はすぐに治療しなければ命に関わると判断しました。
地元メディアによると、運良く医師らの手術によってフーさんの命は助かり、フーさんは完全に回復した後退院したそうです。
膀胱の破裂はレアなケースではありますが、地元の病院は年に一度はこのような患者が現れると話しています。ビールのがぶ飲みは穴あき膀胱には欠かせない材料のようです。
「アルコールを飲むと通常よりも多くの尿が作り出され、膀胱が満杯になりやすいのです。」とオハイオのクリーブランド・クリニックの認定泌尿器科医師のブラッドリー・ギル博士はLive Scienceの取材にこたえています。
ギル氏はさらに、「人は酔っ払うと満杯になったことに気づきにくくなります。」と話しており、結果『膀胱の外傷』につながるというのです。
reference:foxnews