インド洋にあるオーストラリア連邦領の島であるクリスマス島には、おびただしい数のアカガニが生息している。島の人口が約2,100人なのに対し、アカガ二の数がなんと最大で1億匹いるといわれている。
大量のアカガニは、この島の観光名物として大切に扱われており、アカガニ専用の道路が作られているほど。
そんなクリスマス島で、自然界のダークサイドとも言える瞬間が撮影されたのだ。
アカガニの成体が産まれたばかりの赤ちゃんガニを、まるでポップコーンを食べるかのように貪っているのである。
この成体のカニはメスで妊娠中であり、子供を産むための栄養補給として赤ちゃんガニを食べているのだろうか。それとも、自分の子孫を少しでも多く繁栄させるための本能的なものか。
自然の摂理とはいえ、厳しい瞬間がカメラに収められた。