ロシア地理学協会が、ロシア海軍北方艦隊と合同で北極圏の離島へ移動している際に、上陸ボートがセイウチに襲撃され、転覆したことを発表した。その後、ボートは沈没してしまったとのこと。
ロシア地理学協会がロシア連邦海軍の北方艦隊の船に同行して、極寒の北極海を移動している際に、あの生物と遭遇してしまった。それは、2本の巨大な牙を持つセイウチだった。
調査チームが、ロシア海軍が所有している上陸用ボートでフランツ・ヨーゼフ諸島のウィルチェック島に上陸しようとしたところ、メスのセイウチがボートを急襲してボートが転覆した。その後ボートは沈没し、不幸中の幸いか乗組員は総員無事だったとのこと。
セイウチのオスの成獣は体長が3メートル、体重が1トンを超え、トレードマークである巨大な2本の牙を持っている。この巨大な牙は、ホッキョクグマと対峙する際や、氷山や岩を登る際にピッケルのように使ったりする。
襲われた調査チームは、その後セイウチを攻撃することはなく、目的の島に上陸したとされている。セイウチの近くでドローンを操作していたと報告しており、これが襲撃の引き金となったのではないかと考えられている。
reference; livescience, arstechnica