9歳のジョーくんは、授業中に落書きばかりしている問題児でした。授業中、自分の勉強が終わるとすぐにノートに落書きを始めてしまうために、先生から何度も注意を受けてきたそうです。
しかし、彼の両親は、息子の創造性を押さえつけようとはせず、放課後開催しているアートクラスに参加させ、才能をより前向きに伸ばしてあげようと決心しました。
美術の先生は、ジョーくんにある種のユニークな才能があることを見い出し、作品をSNSに投稿し始めたのです。その結果、レストランオーナーの目に留まり、アーティストとして初となるお仕事が舞い込んできたそうです。
少年の作品をSNSで見たイギリスのシューズベリーにあるレストランオーナーは、その絵が自分たちのレストランにピッタリであると考えたそう。すぐに、その絵の投稿を行った美術の先生に電話が入ります。ジョーくんにレストランに来てもらって、ダイニングルームの壁に絵を描いて欲しいと言うのです。学校が終わって、ジョーくんは父親に車でレストランへ送ってもらい、お店の壁にユニークな絵を描いています。店のオーナーは、この絵をずっと残したいと言います。
ジョーくんの父親は、ジョーくんのことをとても誇りに思っていると話しています。ジョーくんはすべての活動において優れていますが、中でも芸術に対しては一番の潜在能力を見せ、情熱を注いでいるそうです。
ジョーくんが、放課後学んでいるアートスクールはブルームと呼ばれています。登録を行って6週間、ジョーくんは大いに楽しんでいるとのこと。美術の先生は、ジョーくんの作品にとても感銘を受け、スクールの壁の1つを彼専用の創作の場として与えました。先生はジョーくんが壁に絵を描き始めると同時に、Instagramにその様子を投稿し始めました。それらの投稿がきっかけとなり、レストランからの依頼につながりました。
仕事の依頼に対してジョーくんは、二つ返事で同意してくれたそうです。現在、ジョーくんは毎日学校が終わったら、両親と一緒にレストランへ行き、そこで2時間ほど壁に絵を描いています。
ジョーくんの父親のグレッグさんは、レストランオーナーが自身の息子にプロとして絵を描くことを熱望していることに驚いています。ジョーくんの美術の先生がメトロ誌に語ったところによると、彼女もその投稿を見て、すぐにジョーくんに才能があることがわかったそうです。
reference: apost