10年間交尾を避けてきたパンダ、ロックダウン中にケージに閉じ込められて他にやることもないからか、ついに交尾

世界中がもっと多くのパンダに『交尾』をして欲しいなら、人間がするべきことはおそらくそっとしておくことでしょう。

多くの好奇心の目から解放され、閉園中の香港の動物園で飼育中の2頭のパンダは失った交尾の時間を大いに埋め合わせしています。大いにというのは語弊があります、たった1度きりです。しかし、このカップルにとっては記念すべきことなのです。

10年もの間インインとレレはお互いを知りながらも、一度も交わったことはありませんでした。そして世界中がパンデミックの最中、今年の繁殖期は何かが変化したようです。

3月後半、珍しくプライベートな時間を過ごし始めて1ヶ月程度過ぎ、インインは水の中で過ごすことが増えました。一方レレは住まい周辺に匂いを残し始め、その間中積極的に相手に匂いを探していました。月曜日には2頭が抱き合う姿が見られました

「自然交配が成功したことに私たちはとても興奮しました。自然交配で妊娠する確率は人工授精で妊娠するよりも高いのです。」とオーシャンパーク動物園広報担当のマイケル・ボース氏は声明を発表しました。

当人たちがどう思っているかはわかりませんが、動物園の職員たちは大喜びし妊娠の兆候がないか注意深く見ており、もしそうなら、早くて6月後半に産まれるはずです。

「私たちは妊娠したという素晴らしいニュースを今年香港の人たちに届け、この危急種の保護に貢献したいです。」とボース氏は話しました

それにもかかわらず、動物園はこの偶然のタイミングについては触れず、何年にも渡る『試練』ののちに交尾することができたことだけを伝えました。

これは、将来もっと産んで欲しければ、パンダをそっとしておいたほうがいいということではないでしょうか?

性欲が低いと評判のパンダですが、野生のパンダは飼育中のパンダほど性欲が低いわけではないと動物学者は長い間主張してきました。実際はかなり元気な生き物なのです。

「パンダは繁殖危機にあり解決が必要だというのはウソです。」とパンダ専門家であり世界自然保護基金の前中国代表のジム・ハークネス氏は2006年のガーディアン紙の取材で話しています。

この危急種を守ることができるのは人間の繁殖プログラムではなく、繁殖するための生息地の自然保護かもしれない、と主張する専門家もいます

私たちが覚えておくべきことは、毎年春には、メスのパンダは1~3日間発情し、オスが行動するべきタイミングはこの時だけなのです。そもそも難しい状況を我々の存在がそれをさらに難しくしているのかもしれません。

最近の世界的なパンデミックがヒートアップする中、インインとレレもヒートアップしたわけです。ただの偶然ではないとしたら、これは知っておくべき重要なことです。ジャイアントパンダは危急種とみなされ既に大部分の生息地を失ってしまったのです。

reference:sciencealert



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