入れすぎ危険、化学反応による綿あめのような爆発実験

2019.08.02
auther vaience
入れすぎ危険、化学反応による綿あめのような爆発実験

インストラクターと二人の子供が、赤い液体にコップ3杯分の粉末を投入すると、爆発とともにわた飴のような泡が空へとのぼるというこちらの実験。

粉末を投入した時に一体何が起きているのだろうか。

https://twitter.com/semestasains/status/1136802522624999424?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1136802522624999424&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.livescience.com%2F65793-cotton-candy-explosion-explained.html

これは、「像の歯磨き粉」と呼ばれる化学実験です。

濃い過酸化水素水に、洗剤などの泡立ちやすい液体を混ぜる。その後、過酸化水素水を酸素に分解させる触媒となるヨウ化カリウムまたはその固体を混合液に溶かすと石鹸水が酸素を捕らえて泡立つという仕組み。動画では、泡をカラフルにするために着色料が用いられています。

実験の材料も安くて入手しやすいものなのですが、その手軽さ以上に危険な実験でもあります。

過酸化水素水は皮膚にダメージを与えるのです。ひどい場合、皮膚を触媒に酸素を発生させ、燃えることもあります。そのため、安全メガネや手ぶくろが必須となります。

安全に実験をしたいときには、過酸化水素水の濃度を5%ほどにするといいのですが、今回の動画の反応を見ると、過酸化水素水が30%かそれ以上の濃度で行われているようです。

とはいえ、子供たちの科学的好奇心をくすぐる面白い実験でもあるため、安全管理のもとこういった実験がたくさんの小中学校で行われるといいですね。

reference:livescience

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