フィンランド北部の荒野にて、野生動物写真家のラッシー・ラウティアイネンさんが衝撃の光景を撮影した。なんと、猛獣である「クマとオオカミ」が共に生活をしていたのだ。
若いオスのヒグマと若いメスのハイイロオオカミが仲良く暮らしている様子が確認された。
夕暮れ時、鹿の死骸を発見した2匹。奪い合うことなく仲良く分け合って食べる。「なぜこの若い2匹が仲良くなったのかは正確にはわからない。ただ、2匹とも幼いころから何らかの事情で孤立していて、生き残るためにコンビを組んだ可能性もある」と、これらを撮影したラッシーさんはいう。
ラッシーさんは10日間連続で、このカップルがともに行動しているのを観察したそうだ。餌を捕らえた方がもう一方に分け与えることが毎日のように行なわれていたのだ。
毎日、午後8時から午前4時の活動中、2匹はずっと一緒だったそうだ。また、この森に住む他のクマもオオカミを排除することはなく、受け入れていた。
最強の動物と聞かれた時には、必ずトップ5には入るであろうクマとオオカミが共生しているという驚くべき空間が世界には存在するようだ。
via:dailymail