ヨーロッパが強烈な熱波に襲われ、ドイツ・ベルギー・オランダを始めとした各都市で史上最高気温が更新されている。そして、40度を上回る地域がある中、ヨーロッパの家庭のエアコン普及率はなんと5%未満であるのだ。
25日はヨーロッパに強烈な熱波が押し寄せるピークであった。パリでは42.6度まで気温が上昇。フランス気象局によると、これまで7月として最高記録だった1947年の40.4度を約70年ぶりに更新した。これは、中東のイラク・バグダッドの7月の平均最高気温に匹敵する暑さである。
ドイツ西部リンゲンでも同日、41.5度を観測。ベルギー北東部のクライネブローゲル基地でも、40.6度が観測され、過去最高気温の記録を更新した。
オランダでも初めて40.4度に到達し、国内の史上最高気温記録が75年ぶりに更新された。さらには、ベルギーでも1833年の観測開始以来もっとも暑い40.6度まで上がった。
軒並み史上最高気温を更新しているヨーロッパであるが、家庭のエアコン普及率はなんと5%未満だという。夏も涼しく最高気温が20〜30度でエアコンが不要であったヨーロッパでも今後のさらなる温暖化でエアコンが必要になることだろう。
熱波が押し寄せたヨーロッパを横目に、7月が終わり本格的な夏を迎える日本の気温はどうなってしまうのだろうか。
reference:The Washington Post