今年の7月13日に空軍内に宇宙軍の創設を発表したフランスが、「パワーレーザーやサブマシンガンを搭載した軍事衛星」を展開予定であることがフランスの防衛大臣によって明らかにされた。
フランスのフローレンス・パーリー国防大臣によると、同国は宇宙での自己防衛および監視プログラムを開始し、2019年から2025年に当てられている40億ドルの予算に、さらに7億8,000万ドルを追加するという。
そして、現在の人工衛星の後継機には、敵を識別するためのカメラを搭載し、他の人工衛星を攻撃するためのパワーレーザーやサブマシンガンを搭載することを計画しているそうです。
さらに、失った人工衛星の代わりを迅速に宇宙へと打ち上げて、戦略目標を守るために多数の超小型衛星が軌道へと打ち上げられることが検討されています。フランス軍は2030年までにこれらのシステムを整備する意向にあるとのこと。
巡回衛星が備えるパワーレーザーは、同国の衛星が敵国から脅かされた場合に行使する可能性があるとし、あくまでも自己防衛のためであると主張しています。
ロシアや中国なども人工衛星の武装化を進めており、平和な空間であるはずの宇宙空間が争いの場へと変貌してしまうことだけは避けて欲しいところである。
reference:the verge