2019年8月28日(米時間)に、直径160メートルの小惑星「2019 OU1」が地球から100万キロ付近を通過する予定であり、 NASA’s CNEOS (NASA地球近傍天体研究センター)にも掲載されている。
現在、小惑星「2019 OU1」は秒速13キロという猛スピードで、地球に接近している。その大きさは、直径にして160メートルでタワーマンション級の大きさ。
幸運なことに、地球と衝突する心配はなく、地球からおよそ100万キロあたりを通過すると予想されている。こちらのサイトで「2019 OU1」の軌道を確認することができる。
JPL Small-Body Database Browser https://ssd.jpl.nasa.gov/sbdb.cgi?sstr=2019%20OU1&orb=1
とはいうものの、7月末に小惑星「2019 OK」が地球から7万2500キロを通過するなど意外と頻繁に小天体が地球を、いや人間を脅かしているのではないだろうか。
もし、文明に危機を及ぼすレベルの小惑星が地球に衝突するという運命のXデーが判明した場合、どういった対策を取ればいいのだろうか。
真っ先に考えられる方策として、小惑星の爆破があるだろう。しかし、この方法は非常に困難であることが最新の研究で明らかになっている。
ジョンズ・ホプキンズ大学とメリーランド大学の研究チームが、直径25キロの小惑星に、直径1キロの小惑星を秒速5キロで衝突させるシミュレーションを行ったところ、衝突直後は、数百万の破片に砕け散ったものの、重力によって再び破片が集まり、約3時間後には元の形にほぼ「復元」することが分かったのである。
今の所、地球に衝突する天体は発見されていないが、いずれ来るかもしれないXデーまでに、人類の科学技術が発展していてほしいものである。
reference: mashableindia