東京に属する「青ヶ島」という島は、日本一人口の少ない村。二重カルデラなど珍しい自然の造形美がたくさんあり、夜には満天の星空をが現れる。
大都会”東京”から358キロ南に位置する「青ヶ島」という離島がある。この島は、人口が160人ほどで東京に属しながら日本一少ない村でもある。
青ヶ島には、船とヘリコプターの2通りの行き方が存在する。船の場合、霧や波の影響を受けやすい青ヶ島は就航率が40%以下とも言われている。青ヶ島に行く船が1週間連続で休航することすらあるとのこと。ではもう一つの行き方であるヘリはどうか。ヘリの就航率は70%以上と比較的高め。しかし、ヘリは1日1本のみで、乗客はたったの9人しか乗ることができない。
とはいえ、アクセスが悪くとも行く価値のある場所とも言える。青ヶ島には、世界的に珍しい二重カルデラが存在している。カルデラとは、地下のマグマが大量に流れ出した後、マグマがあった部分の空洞を埋めるために陥没した結果できる凹みのこと。青ヶ島は約3000年前に大規模なマグマ水蒸気爆発が起こり、その後3000年をかけて今の状態になったそうだ。
また、夜には美しい星々も現れる。東京では決して見ることのできないはずの満天の星空が見ることができる。
まさに、東京に潜む秘境とも言える島、ぜひ一度訪れて見たいものである。