ブラック・デスと呼ばれるギャングは『ダークウェブ』内を操っていて、イギリス人のセクシーモデルで1児の母でもあるクロエ・アイリング誘拐事件の黒幕と言われています。
クロエ(当時21歳)は薬物を摂取させられたのちに、手錠をかけられてスーツケースに押し込められ6日間監禁されたと警察に事情を話しています。ネット上で女性を性奴隷として販売している集団について知りうる限りお伝えします。
いわゆるブラック・デスとは、誘拐や人身売買のネットワークを取り仕切っていると主張する組織です。
何年もその存在について噂には登るのですが、ミラノで誘拐されたクロエ・アイリングは唯一当局が公にした事件ではないかと言われています。
その組織のスケールと腐敗ぶりでネット上では悪名高いのですが、売りに出されている女性の写真が本物かどうか、はたまた主張しているほど犯罪に手馴れているのかは明らかにされていません。
ダークウェブユーザーは高額を払ってヨーロッパ中から誘拐してきた女性を買っていると言われています。
2015年にVice Motherboardに掲載された記事によると、被害女性が鎖で縛られ、1600万円ほどで売られている画像を記者が入手したと書かれています。
ルーカス・ハーバは2018年6月11日モデル女性を誘拐した罪で有罪判決を受け懲役16年9ヶ月の求刑が言い渡されました。モデルの仕事のためにミラノを訪れた際彼女への薬物投与と誘拐の罪で有罪となったのです。
当時30歳のその男はイタリアの裁判所で判決を受け16年以上の獄中生活です。ハーバはアイリングがキャリアアップのための売名行為としてこの企てに同意していたと主張していました。
クロエが薬物を投与され誘拐されたのはモデルの仕事でミラノに来た時でした。その後解放されミラノにあるいいリス領事館で保護されました
ハーバは、彼女はお金のために『セクシー写真』付きの有料プロフィールをアップしてフォロワーを増やしたいと言っていたと主張していました。
彼が言うには、彼女とはFacebookで知り合って、彼女の金策のために一緒に『誘拐事件』を企てたとのことです。ポーランド出身のハーバはミラノでの裁判中アイリングさんを誘拐したことは否認しています。
警察は、ハーバはダークウェブ上のアダルトサイトで行われている人身売買のオークションを中止させるために日本円で3500万円ほどを要求したと話しています。
ルーカスはクロエをミラノのイギリス領事館で開放したあと6月17日に逮捕されました。彼女が言うには、2歳の息子がいることを話したら同情されたそうです。
誘拐の容疑者は警察に、自称写真家という人から7000万円以上のお金が支払われ、アイリングさんと出会うまでは誘拐なんて考えていなかったと話しています。
そして彼らが誘拐を企てていると知って手を引いたとも話しています。
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インターネットは3つの異なる層で成り立っています。表層ウェブ、ディープウェブ、そしてダークウェブの3つです。
一番上の層、表層ウェブはGoogleなどの検索エンジンに表示されるものです。
ディープウェブとは検索エンジンに引っかからないウェブページでパスワードや認証を通してアクセスできる隠されたページです。
アカウントにログインすればいつでも検索エンジンに表示されないディープウェブのコンテンツにアクセスできます。
例えば企業内ネットワーク、ネットバンキングのパスワードで保護されているページ、そしてブログの下書きなどはすべてディープウェブに保管されます。
これは、もし誰かがあなたの名前をGoogleで検索しようとしても、あなたのバンキング情報やアマゾン購入履歴は検索結果に表示されないことを意味しています。
ダークウェブとはネット上で追跡不可能なオンライン活動やウェブサイトのことです。
検索エンジンを使っても見つからず、アクセスするためには特定のソフトウェア構成管理、または認可が必要なのです。
こういったウェブはペテン師や小児性愛者を含む様々な人たちがウェブ活動を隠すために使っているのです。
reference:the sun