コロナウイルスパンデミックのせいで在宅勤務をしているアメリカ人が多く、アルコールに走る人が多いことをTMZ が報じました。 Alcoholというウェブサイトが、各州で在宅勤務中に飲酒している人の割合を分析するため3,000人のアメリカ人を対象に調査を行ったとのことです。
データ上のマップで見られるように、中西部やモンタナやカンサス、アイオワなどの大平原地帯では全般的に割合が高く、中でもニューハンプシャー州とヴァージニア州では40代の割合は50%を占めます。逆にアーカンソー、ミシシッピ、メイン州ではそれぞれ8%、13%、15%にとどまりました。
仕事中に選ばれるのはビールです。この調査では3分の1の人が隔離中に飲酒したくなる、5分の1の人はパンデミックによって自宅待機に備えてアルコールを買いだめしていることを認めました。
Axiosが報告しているように、多くの州知事は、不要不急なお店を閉鎖している中、アルコール飲料を主に販売している店を必要業務とみなしています。また、飲食店アルコールのデリバリーやテイクアウトを許可した州もありました。ウォールストリート・ジャーナルの最近の記事でも酒屋や食料品店でのアルコールのセールスが2019年の同時期と比較して3月22日までで22%も増加したという報告が掲載されました。
3月中、ワインのセールスは10%上昇し、スピリッツは9%上昇しました。さらにアルコールデリバリーアプリのDrizlyのCEOコーリー・レラスは、このプログラムの新規顧客は前年と比べ1,600%増加したと話しています。
「パンデミックはアメリカ人の健康に長期的な影響を及ぼすでしょう。」とAxiosの記者サラ・フィッシャーは記事に書いています。「お酒の乱用、物理的な刺激の不足、そして不健康な食生活がアメリカ人に悪影響を与えます。」
アルコール消費が急上昇する中、ホワイトハウス・コロナウイルス対策本部のアフリカ系アメリカ人メンバーである米国公衆衛生局長官のジェローム・アダムス が有色人種に対してアルコールやドラッグを避けるように促した、とForbesが報じました。
「あなたのためではなくてもあなたのお婆さんのため、お爺さんのために、ばあちゃん、じいちゃんのためにこれらに手を出して欲しくないのです。」とアダムス氏は語りまし。
アダムス氏のコメントはコロナウイルスやその影響が黒人やラテン系の人に偏ることへの対処を目的として述べられました。アダムス氏は有色人種が遺伝的、生物学的にこの病気にかかりやすいとは言われていないとしつつも、この原因をCOVID-19の合併症を引き起こす危険性を高める状態を作りやすい『社会的要因』によるものだと主張しています。
reference:inquisitr