ポイ捨てされたタバコの吸い殻を食べて命を落とす生物がいるということ

世界中でどれほどのタバコがポイ捨てされているかご存知だろうか。

イギリスの健康推進団体であるASH(Action on Smoking and Health)の調査によると、世界中で毎年約6兆本のタバコの吸い殻が発生し、そのうち4兆5000億本がポイ捨てされているそうだ。

街に捨てられたタバコの吸い殻は、雨が降ると下水へ流れ、河川を通じて海へたどり着く。雨が多く降った後、海岸には多くのゴミが漂着するが、タバコの吸い殻が最も多く、驚くほどの量になる。

タバコの吸い殻を、野生の動物が間違って食べてしまい命を落としてしまうケースも少なくない。アメリカのビーチでポイ捨てされたタバコの吸い殻を、親鳥が餌と勘違いしてひなに与える様子が撮影されて話題となったこともある。

そんなタバコのポイ捨てを撲滅するべく、アメリカの北テキサス大学が作成した風刺画が上手く人々の心を捉えてくれる。

※これらは全てグラフィックであり、実際にこれらの生物が傷つけられてはいない。

Credit: Behance

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ポイ捨てされたタバコの中には、ニコチンの他にも、ヒ素や鉛、銅、クロム、カドミウムなどが含まれる。これらの有害物質が、分解されにくいタバコのフィルターに乗って、自然界に拡散してしまう。タバコによって、有害物質が自然界を汚染し、魚を始めとする動植物の体内に入り込み、食物連鎖に影響を与えるのだ。

そうなれば、人間にもタバコの害が戻ってくることは安易に想像ができるだろう。タバコだけではなく、ゴミはしっかりとゴミ箱に捨てるということを全人類みんなで意識してやっていきたい。

reference: Behance