存在が疑われている『太陽系第9惑星』はメロンサイズの超小型ブラックホールかもしれない

アメリカのイリノイ大学とイギリスのダラム大学の研究者が、存在が考えられていた太陽系第9惑星はメロンサイズの超小型ブラックホールではないかと予想する論文を発表した。

What if Planet 9 is a Primordial Black Hole?

Credit:NASA

かつて、冥王星が太陽系9つ目の惑星として名を馳せていた時期もあったが、現在の太陽系の惑星は8つのみ。

だがしかし、2016年ごろから太陽系外縁天体の軌道が非常に偏ったものであることから、地球の10倍ほどの質量を持った天体が太陽から海王星までの距離の20倍ほどの場所にあるのではないかと疑われていた。これが「プラネット・ナイン」と言われ、太陽系に正真正銘の9つ目の惑星を発見しようと観測が続けられていた。

今回の研究では太陽系にプラネット・ナインではなく、原始ブラックホールではないかという予想が行われたのだ。

原始ブラックホールというのは、宇宙誕生1秒以内に存在していたとされる超小型のブラックホール。

研究では原始ブラックホールの質量を地球の5倍~15倍と仮定しており、もしも5倍だった場合の事象の地平面のサイズを実物大として論文に掲載。もしも質量が地球の10倍であれば、事象の地平面のサイズは「ボウリングのボール程度」になるだろうとされている。

また、研究チームは、ガンマ線の閃光から原子ブラックホールの存在を確認できる可能性があると主張している。暗黒物質同士の相互作用によってガンマ線の閃光が放射される可能性があるという。

太陽系内にブラックホールが存在しているというのは、かなり無理のある予想ではあるが、もしこの至近距離にブラックホールが存在していたとしたら、世紀の大発見となることは間違いないだろう。

reference: livescience, vice