3000万年前の琥珀の中から新種生物、どの「科・属・種」にも属さない

オレゴン州立大学の研究チームが、3000万年前の琥珀の中から未知の生物を発見。通称「カビブタ(mold pig)」と呼ばれるこの新種生物は、どの科・属・種にも属さなかったという。

研究論文は9月28日付けで「Journal Invertebrate Biology」に掲載されている。

Credit: Oregon State Univers

ドミニカ共和国で発掘された3000万年前の琥珀の中から、新種生物が発見されました。上の画像を見ると、最強生物として知られるクマムシのようなフォルムをしていますが、この新種の生物が該当する既知の生物グループは現時点でひとつも見つかっていません。

この生物は公式の学名は「Sialomorpha dominicana」と命名されており、通称「カビブタ」と呼ばれています。

カビブタは子ブタのようなぽってりとした体と8本の足が生えており、体長は100マイクロメートルにも満たないとのこと。分析された琥珀には数百体ものカビブタが含まれていたため、さまざまな生物学的な側面を研究できたと言います。

Credit: Oregon State Univers

研究によると、主に菌類を食べて生活していたことがわかっています。時には他の小さな無脊椎動物を食物とすることもあったそうです。また、カビブタは温暖で湿気のある環境を好み、外骨格を脱皮して成長していたことも明らかとなっています。

カビブタは無脊椎動物とダニの両方の特徴を持ちますが、どちらのグループにも属さないと言います。絶滅あるいは現存する生物の中で類似点のあるものが存在しなかったため、カビブタには全く新しい科、属、種があてられました。

人類は大昔に姿を消していたニュータイプの生物を発見したのかもしれません。

reference: zme science,