「恥さらしトレーニング」で度胸をつける

初対面の人と話すことが苦手、大勢の前で話すと緊張で声が震えてしまう。そういったコミュニケーションにおいての悩みを抱えている人は少なくありません。

いつかは、どんな状況でも緊張しない度胸のある人間になりたいと思う人もいることでしょう。そんな時に、オススメなのが「恥さらしトレーニング」です。

この恥さらしトレーニングは、暴露療法と呼ばれる心理療法を利用します。

暴露療法について手短に説明すると、閉所恐怖症の方がいたとして、克服のゴールを満員電車に乗れることに設定。誰もいない電車や、自宅の狭い部屋などから時間をかけて慣れていき、徐々に難易度を上げていくというもの。

この暴露療法の手法を使って、対人不安を乗り越えるという面白い研究がボストン大学によって行われました。それは、初対面の人と話すのが苦手ならば、カフェで隣に座っている人に話しかけてみる、といった誰もが緊張することをあえていきなりやってしまおうというものです。

この「恥さらしトレーニング」は一見すると、罰ゲームのようであるが非常に効果的な度胸を鍛える方法です。

そんな「恥さらしトレーニング」をレベル別に考えてみました。全てクリアすれば、鋼のメンタルを手に入れることができるでしょう。

レベル1

・書店の定員に「すいません。いぼ痔に関する本はどちらにおいていますでしょうか」とたずねる。いぼ痔でなくとも、聞くのが恥ずかしい内容であればなんでも構いません。大型書店では、あらゆる本が置いてあるため迷惑にはならないはずです。

・8月のUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)で、クルーにホラーナイトが何時から開催されるかたずねる。ハロウィン近くのイベントであるので、8月に開催しているわけがありません。

レベル2

・街で見かけた美男美女に連絡先をきく。いわゆるナンパのようなことですが、多くの人は緊張してできないことです。これができてしまえば、初対面の人と話すことなど朝飯前なのでは。

・飲食店のカウンターに一人で座り、隣の客に対して『天気の子』見ましたかときく。見知らぬ人との会話を楽しむことは、コミュニケーション能力がかなり向上するでしょう。

レベル3

・薬局で、最も小さいサイズのコンドームをレジに持っていき、「これよりも小さいサイズはありますか?」と聞く。こうした罰ゲーム的な手法も実験の一貫として行われ、対人不安をなくすために一定の効果があったようです。

・高層ビルのエレベーターに大勢いる中、全ての階のボタンを押して、「間違えました。すいません」と謝罪する。迷惑でもあるため、ここまでするべきではないですが、鋼のメンタルが手に入るでしょう。

  

参考書籍:メンタリストDaigo「運は操れる」



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