目玉惑星…その呼び名が表す通りに不気味な惑星が存在する可能性

ホット・ジュピターは耳にしたことがあるでしょう。ミニ・ネプチューンについても知っているかもしれません。スーパーアースはきっと聞いたことがありますよね。でも、目玉惑星(アイボール・アース)はどうでしょう?そうです。想像するにもぞっとする巨大な目玉のようなタイプの太陽系外惑星があるかもしれないと惑星科学者たちは考えています。

Credit:NASA/JPL-Caltech

けれども、実際にはその呼び名ほどは奇妙なものではありません。これらの天体の見かけは潮汐ロックと関係しています。

潮汐ロックは公転する天体が公転と同じ周期で自転する時に起きます。つまり、公転する相手の天体に常に同じ側を向けていて、反対側は外側を向いたままになっています。たとえば、月は地球に対して潮汐ロックされています。そのために私たちは月の裏側を地球から見ることがないのです。

地球は太陽に対して潮汐ロックされていません。だからこそ、昼と夜のサイクルがあるのです。けれども、主星に潮汐ロックされている系外惑星があることが知られています。そのような惑星では、片方の半球がいつも昼であり、もう片方の半球はずっと夜なのです。

それぞれの半球がこのように異なる状況にあり続けるので、昼側は夜側とかなり違って見えるかもしれません。その惑星が主星とどのくらいの距離にあるのかによって、片側では主星の輻射によって水分が完全に蒸発し、乾燥地帯となることもあれば、反対側では暗闇の中でぐるりと包み込むひとつの巨大な氷冠となり、最終的に氷河の輪となることも考えられます。ちょうどこのイラストのようにです。

Credit:Beau.The Consortium/Rare Earth Wiki

2013年に科学雑誌『アストロバイオロジー(Astrobiology)』に掲載された研究によると、この輪の領域では黄昏の薄明かりの中で氷河から溶け出す水が植物の成長を可能にし、肥沃な土地となって生物が居住できるかもしれないということです。

これは熱い目玉惑星ですが、天文学者のショーン・レイマンド氏は、主星の熱源からもっと遠いところには冷たい目玉惑星があると言っています。夜の側に氷冠があるのは同じですが、恒星に向いている側は地球が乾燥して不毛だったらこうなるだろうと想像されるような状態ではありません。そこは液状の大洋となっており、生命あふれる地球の海のようにここもまた生存可能なのかもしれません。

「熱い目玉惑星と冷たい目玉惑星は極端な例ですが、恒星に潮汐ロックされた惑星はどんなものでも昼側と夜側はとても違って見える可能性が高いのです」とレイマンド氏は指摘しています。

「違いが生まれる理由は、特定の地域に雲が集まること、昼側で氷が優先的に溶けたり、夜側で凍ったりすることなど、他にも理由となり得ることは無数にあります。銀河には想像もつかないほど多種多様な目玉惑星が散りばめられているのかもしれませんよ!」

まぁ、宇宙とは広いものですから、巨大な宇宙目玉というのものより奇天烈な考えは今までにも確かにありました。どんなものがあり得るかなんて誰にもわからないのではないでしょうか。

reference:sciencealert



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