アルビノの動物は魅力的です。アルビノハリネズミ(別名スパイキーフロウ) や、サバンナの中ではおしゃれな動物といわれるアルビノシマウマやアルビノライオンなどが、世界で知られています。
「アルビノ」という言葉を聞いて、何色を思い浮かべますか。白と考える方が多いでしょう。実際に、「アルバス」は、ラテン語で「白」を意味します。しかし、アルビノガメは必ずしも白いとは限らず、火を噴くのではと思わせるようなドラゴンのような見た目のものがいます。
専門家アクアマイク氏は、心臓が体の外に出た状態で生まれてきたアルビノカメをホープと名付け、飼育しています。
アクアマイク氏にホープという名を付けられたアルビノカメは、心臓が飛び出た状態で誕生し、今年の11月に初めての誕生日が祝われました。
特にインターネット上で大きな波紋を呼んでいるのは、お腹からピンク色の首のようのものが生えてきていたことです。ホープは、アルビノであるだけでなく、体の外側に心臓が出た状態で生まれていました。インターネット上でそれが知れ渡った後も、アクアマイク氏は、ホープの世話をし続けています。ホープは今年の11月に1歳になり、これからも誕生日をたくさん祝うことになるでしょう。
アクアマイク氏はホープを見た瞬間、運命を感じたと言います。まるで、この世に存在するとは思えないものを見るような感じだったと。
「アルビノカメには様々な異種がいる。」と彼は言います。赤耳のスライダーのように、模様があまりない薄い黄色の種類のカメや、ピンクベリーサイドネックのように、アルビノではないのにもかかわらず、ピンク色をしていることもあり、そのカメがアルビノで生まれたときに、もともとのカメの種の色が残るということはよく知られている話です。
アクアマイク氏によると、アルビノガメはペットにするのにすごくいいそうですが、犬や猫のようなペットとは異なるタイプであるそう。アルビノガメは、食べ物を欲しがりがったりすると言いますが、犬や猫のように飼うわけではなく、基本的に放っておくことが一番幸せなことであるとのことです。
アルビのガメが生まれたばかりのころは、手厚いケアが必要となります。視力障害があるので、餌かごの食べ物を見つけるのが難しいこともあります。そのため、アルビノガメがしっかりと餌を食べられるよう、たどりきやすい餌かごに移し変えることが必要となります。
しかし、8〜10センチほどの大きさになると、ゲージ内の食べ物を見つけやすくなるので、餌を移動しなくてもよくなります。そして、普通のカメは驚いたり怖がったりすると、泳いで隠れることがありますが、アルビノは長い間飼い主がケアを行っているため、飼い主の存在に脅威を抱いたりはしないそうです。
アルビノ動物の生活は、ずっと健康的に過ごせるというわけではありません。アルビノ動物は通常、視力が悪いなど、様々な健康上の問題を抱えており、目が悪いために、食べ物を効率的に見つけることができません。また、遠くから近づいてくる捕食者をにきづくこともできません。
また、それだけが欠点ではありません。アルビノは、捕食者に見つかり、ターゲットにされてしまうため、幼いままに生き残ることができない場合も多いです。アルビノの動物を見つけたら、たとえそれが不可能でもメガネを渡してあげたいですね。
reference: boredpanda