世界で唯一のピンクのマンタが泳ぐ光景をグレート・バリア・リーフでカメラがとらえました。
写真家のクリスチャン・レインさんは海底に潜むかわいい動物を写真に収めたのです。この動物はピンクパンサーの映画に出てくる不運な刑事から名前を取って、クルーゾー警部と名付けられていました。
彼はこの画像をインスタグラムにシェアするとたちまち拡散されました。
「最初はとても混乱しました。」とこの写真家は話しています。
「マンタに出会ったあと、カメラの写真を確認して気づきました。ビューファインダー越しに見ていたので1匹のマンタがピンクに見えるのはおかしいなと思っていました。他に7匹のマンタと列を作っていたのですが真ん中にそのマンタはいました。」
「ストロボのせいでピンク色に見えたのだと思っていました。」
「その日のあとになってからです、レディー・エリオット島で船上に上がってからピンクのマンタの写真を確認しました。」
「あんなに近くで目撃したなんてすごい、と思います。クルーゾー警部は2015年に始めてその存在が確認されて以来数回しか目撃されていないのです。」
今回彼が見たのは他に7匹のオスのマンタがメスの気を惹こうとしているところだったとのことです。
この特徴的な色は突然変異によってメラニン色素や皮膚の色素に影響が出たのではないかと言われています。この種のマンタは一般的に白、黒、白黒混合の3色に分かれます。
3つ目の白黒混合が最も多く、上から見ると暗い海底の色に溶け込む黒い背中(上側)と、下から見ると日光の明るさに溶け込む明るい色のお腹になることが多いのです。
きっとあなたは、明るいピンク色のクルーゾー警部は捕食魚に食べられる危険性が高いと思うでしょうが、彼は大きく成長しました。大人だと1トンを超えるのでそう簡単には食べられることはないと言います。
reference:metro