米公共放送サービス(PBS)制作のタコに関する科学番組が、眠っているタコが目まぐるしく体の色を変化させる映像を公開した。これを見て専門家は、タコが夢を見ている可能性を示唆している。
みなさんも経験したことのあるように、人間は眠っている時に夢をみる生き物。眠っていない時にも夢を見るべきですが、少なからず睡眠中に夢をみるだろう。
また、犬や猫などといった多くの動物も人間と同じように眠っている時に夢を見ることがわかっている。
知能の高い軟体生物として知られているタコが夢を見るかは、まだ明らかとなっていないことであるが、米公共放送サービス(PBS)が撮影したタコの睡眠映像からは夢を見ている可能性が考えられる。
足を上にして寝ているタコはほとんど動くことはないが、その体の色はオリーブ色や白、あずき色などといった姿に次々と変化していく。
これについて、アラスカ・パシフィック大学の海洋生物学者デヴィッド・シール氏は、タコが自分の見ている夢に反応して体の色を変えている可能性があると指摘する。
瓶の中に閉じ込められていても自力で脱出することのできるほど知能の高いタコであれば、夢を見ていてもおかしくないだろう。