皆さんご存知のとおり、地球上には様々な生物が存在しています。食うか食われるかの食物連鎖の中において、それぞれの生物が異なる生存戦略を保持しています。
そんな中でも今回は非常に強い毒によって自分の身を守る危険な有毒生物たちをご紹介します。
この可愛らしい見た目を持つクラゲですが、過去60年間で約6000人もの命を奪いました。ハコクラゲの毒は最も致死率が高いとされており、その毒が心臓、神経、そして皮膚細胞を侵します。
万が一刺されてしまった場合、耐えられないほどの激痛によって、ショック状態になりおぼれるか、岸にたどり着く前に心臓まひで死んでしまうことがあります。死に至らなかったとしても数週間にわたって激痛が続き、触手が触れた部分にはひどい傷あとが残ることが多いです。
即座に酢などの酸性の溶液で消毒をすれば助かる可能性もあります。
キングコブラは世界最長の有毒な蛇であり、5〜6mに達する個体もいます。キングコブラは他の種の蛇を食うことから「Ophiophagus(蛇喰い)」とも呼ばれています。
人間がキングコブラに噛まれてしまうと、たった一噛みで簡単に命を落としてしまいます。
この不気味な雰囲気を漂わせるクモは世界一猛毒を持つクモとされ、2007年にギネス登録もされています。クロドクシボグモは非常に攻撃的な性格で外敵に出会うとすぐに噛み付き、人間に対しても噛み付いてくることがあります。
クロドクシボグモの毒は非常に強い神経毒で、噛まれた場合激痛が全身を襲い、血圧上昇、全身麻痺、呼吸困難といった症状が現れます。また、男性が噛まれた場合、血圧上昇によって勃起状態が数時間続いてしまいます。
そのため、勃起不全の治療に役立つのではないかと言われているのです。
世間で考えられているイメージとは裏腹に多くのサソリは、人間にとって比較的危険な生物ではありません。その理由はサソリに刺されても局所的な症状しか引き起こらないためです。
しかし、オブトサソリの場合は話が変わります。オブトサソリの毒は強い神経毒であり、最初は辛く耐えがたい痛みが襲い、その後の昏睡時や痙攣時には死を伴う熱病が発症します。
魚界のブサイクランキングがあった場合にはかなり上位にランキングしそうな風貌を持つこのオニダルマオコゼですが、この生物も猛毒を持っています。
一度刺されば痛みからの救済を求めてその箇所の切断を求めてしまうほど耐えがたい痛みであり、我々が知る限りで最強の痛みを誘発する一刺しであると考えられています。
また、その痛みはショック状態、麻痺、細胞組織の死滅を伴います。直ちに処置を行わなかった場合、死に至ることは間違い無いでしょう。
地球に実在していた最強生物5選