スーパーマーケットの商品を舐める様子を自撮りした男が『テロの脅威』を与えたとして告訴される

今週、ミズーリ州ウォリントン警察署は、ウォーレンにあるウォルマートで「誰がコロナウイルスを恐れてるって言うんだ?」と言い、いくつもの商品を舐める動画を投稿したとして格闘家のコーディ・フィスターを逮捕拘留したと報道されました。テロの脅威を与えた罪で第2級を言い渡されたとのことです。

26歳の男はネット上でバズりたいと考え、今世界中でパンデミックとなっているコロナウイルスSARS-CoV-2が引き起こしている病気、COVID-19に関するニュースにあやかったようなのです。フィスターの動画は当然拡散されましたが、彼の思い描いたバズではなかったようです。不衛生なだけではなく危険な行為だと世界中からの通報が地元の警察署に寄せられました。

「この動画はここでは共有しませんが、国際的に注目を浴び、地元の人、近隣の人、オランダ、アイルランド、そしてイギリスなどからの動画に関する報告を多数受けました。」とウォリントン警察署はFacebookに投稿しました。「私たちはこの通報を真摯に受け止め、動画を報告してくださった方たちのおかげでこの問題に対処することができました。」

彼は第2級のテロの脅威を実施したとして起訴されたことをウォーレン郡検察事務局から言い渡されたと、 ウォリントン警察署がRiverfront Timesの記事をシェアして伝えました。ミズーリ州では第2級テロの脅威とは『避難や検疫、建物やインフラの閉鎖などがおきるリスクを考えない…故意に事件や危険に巻き込むことをほのめかす』このような人物のことを指します。これは軽い重犯罪に分類されます。

フィスカーは「命の危険を伴う可能性があると信じ、恐れて故意に間違いを起こしてしまいました、避難や検疫、(ウォルマートの)一部閉鎖となる危険を無視した行為でした。」と裁判所文書に記した、と St Louis Post-Dispatchは報じています。

政府機関や企業がコロナウイルス感染拡大を減らすため、そして病院や医療がパンクしないように『感染拡大のピークを抑える』ためにとった必要な予防処置に抗議することや、通常舐めないものを舐める行為をソーシャルメディアに投稿するケースは初めてのことではありません。

Newsweekの報道によると、ウィスコンシン州の女性はマーシュフィールドにあるフェスティバルフード社の店舗で、お店のマネージャーが取手を消毒している時に冷蔵庫の取手を舐めてCOVID-19パンデミックに対し抗議しました。正直彼女は何に対して抗議しているかは不明でしたが警察に通報されました。

さらに心配なことに、数日前、インフルエンサーの女性が『コロナチャレンジ』と銘打って自家用機のトイレ便座を舐める動画を撮影したのです。これはすぐに拡散されて車のハンドルや公衆トイレなどをなめて参加する人まで現れました。このような『チャレンジ』は明らかに危険行為で、COVID-19感染に身をさらすだけではありません。SARS-CoV-2は物の表面に最長3日間も居座ります。つまり知らないうちに何百人もの人に感染させるかもしれないということです。

そして、公衆トイレや他の公衆の場には不潔な細菌や非常に危険な微生物がうじゃうじゃといるのです。

reference:iflscience



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