現在、日本で大人気であるタピオカミルクティーの発祥の地である台湾で、流行している進化系タピオカフード「タピオカピザ」が、まもなく日本で爆流行りしようとしている。
タピオカとはキャッサバの根茎から製造したデンプンのことであるが、これが日本では、昨年あたりから女性を中心に大人気となっており、「タピ活(タピオカドリンクを飲む活動)」などのワードが生み出されてしまうほど。
現在タピオカフードといえば、ミルクティーに代表されるようなタピオカを入れたドリンクが主流である。しかし、そのタピオカドリンク発祥の地である台湾で、進化系タピオカフード「タピオカピザ」が流行している。
台湾・嘉義市(かぎし)にあるレストラン、フーディー・スターにて提供されているピザは、ピザ生地の上にチーズと黒々としたタピオカが大量にトッピングされている。その見た目や、チーズとタピオカの食感のミスマッチ感を想像して、なかなか手が出にくい商品であるが、食べてみると大変美味しく、台湾ではかなり人気が出てきているのだ。
その美味しさは一体どこからくるのだろうか。実は、タピオカ自体にしっかりとした黒糖フレーバーをつけることで、チーズの塩分とタピオカの甘さが絶妙なマッチを生み出している。また、タピオカの独特の食感とピザ生地のカリカリとした食感のコントラストも好評であるようだ。
このタピオカピザは、日本に既に上陸している。大阪・心斎橋にある「イタリア酒場料理 チェルピーナ邸」では、ミルクティーソースのかかったタピオカピザが提供されている。ここでは、ピザと同時に太いストローを用意することで、皿に落ちたタピオカを吸って楽しむことができる配慮までされている。
「タピオカピザ」というフードとスイーツの間のような新感覚な商品の登場によって、さらなるタピオカブームが巻き起こる予感。